「聖なる石」ムーンストーン
僕の名前はマロン。
KAMUITOの新入社員で、このブログを担当しています。
今日は『ムーンストーン』についてお話ししますね。
月の石
ムーンストーンは乳白色で優しい色、透明感があって美しい宝石だよね。
ムーンストーンって名前のとおり、古代ローマでは月でできているって考えられていたそうです。
なんかわかる気がするよね〜。
月みたいだもんね。
美しい白い肌と月の光を身にまとったインドの月神〝チャンドラ〟とムーンストーンとは深い関係があるんだって。
それは、ムーンストーンがチャクラや霊的なエネルギーとの結びつきも持っていると信じられているから。
古代インドでもムーンストーンは「月の光が固まってできたもの」と信じられていたそうで、「聖なる石」として聖職者は必ず身に着けていたり、豊穣を祈り農具につけたりなどして大切に扱われていたんだって。
そんな風に聞くと、なんかすごいものに見えてきちゃうよね。
僕もお月様になった気分。
日本名は「月長石」
長石って地球の地殻を構成する最も一般的な造岩鉱物のグループなんだけど、成分や産状が多様だし、宝石としての変種もたくさん存在する。
その中の一つというわけ。
青色の閃光
ムーンストーンは半透明の乳白色の中に、淡いブルーカラーが光る、独特な輝きがあるよね。
鉱石の中にどうしてこんな神秘的な光が?
その理由は、結晶の構造で説明ができるんだよ。
ムーンストーンはオーソクレースとアルバイトという2つの長石の薄い層が交互に積み重なっていて、光がこの薄い層の間を通過するとき、散乱して青色の閃光が生まれるというわけです。
ムーンストーンの原石・宝石フォトギャラリー
ムーンストーン効果
古代ローマやインドだけじゃなく、中世ヨーロッパでは、恋人達が互いにムーンストーンを贈りあって、愛と絆を深めるっていう風習があったそうだよ。
そんな風に、恋人同士の絆を深めてくれるパワーがあるらしい。
癒しの効果もあるんだって。
自浄能力が高いから、どんな状況でも安らぎと癒しの波動で、情緒的にも良いバランスを保ってくれる。
だから、お守りのように持っておくのも良いのかもしれませんね。
他にも、母性を高めてイライラを鎮めてくれる効果があるので、年配の女性や出産を控えた妊婦さんへの贈り物としても良いって聞きました。
そして、女性だけでなく、男性にも良いんです。
繊細で穏やかな面を引き出して頑固さを和らげてくれて、持ってる人の魅力をアップしてくれるそうなんだ。
僕の魅力もアップするかなぁ〜。
それに無意識の部分に働きかけて、潜在能力を引き出してくれるから、インスピレーションをもたらしてくれるといわれているんだよ。
ラブラドライト
一般的に知られるムーンストーンは乳白色や半透明の物が多いんだけど、オレンジやピンク、イエロー、グリーン、灰色がかったグリーン、灰色、茶色、褐色なんかもあります。
見た目の色によって名前がつけられているものもあれば、ブルーやレインボーなど、石の放つ光の加減によって別の名前がつけられているのもあるんだ。
虹色に光るレインボームーンストーンは、実際には同族のラブラドライトの一種なんだって。
ラブラドライトは、「月や太陽」を象徴するといわれていて、陰陽それぞれのパワーを備えていることから、とても神秘的なパワーストーンだって思われているんだ。
陰の力を持つという月が直感力を養って、陽の力を持つという太陽が強い活力を与えてくれるって考えられてるからなんだって。
お手入れ法
ムーンストーンの硬度は6から6.5程度と、あまり高いとは言えないです。そして、衝撃に弱いという一面もあります。
だからムーンストーンって、しっかりと周囲を金属パーツで覆ったデザインのアクセサリーに加工されることが多いよね。
そんなムーンストーンのお手入れの仕方は、柔らかい布で拭くだけで十分。
力を込めすぎないように、表面を優しく拭う程度で良いんだよ。
超音波洗浄やスチーム洗浄は出来るだけ使わない方が良いです。
よほど汚れが気になる時は、僕らが奨励している洗浄液〝シルバーリップ〟を使って洗浄してくださいね。